先輩弁護士インタビュー2

企業内弁護士として培った経験で、
クライアントの真のニーズに応える

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山﨑慶一朗

Keiichiro Yamasaki

【Profile】

大手機械メーカーの法務部で企業内弁護士として国内外の様々な案件に従事。より広いフィールドでの社会貢献を目指し、2021年3月、当事務所に入所。

┃弁護士を志した理由

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私が通っていた高校には「社会に献身せよ」という校訓があり、当時からその実践を意識していましたが、仕事を通じて社会貢献することを考えたときに、長い間、具体的にどのような仕事が自分に合っているのかなかなか答えが見つかりませんでした。法科大学院への進学を決断したのも、学部で学ぶ知識だけでは実務に堪えられず、より実践的な素養を身に着ける必要があると考えたためで、この時点では、法曹の仕事は法科大学院という進路の延長線上にあるにすぎないという感覚を持っていました。

法科大学院進学後、当時所属していたゼミで企業内弁護士というフィールドがあることを知りました。法曹は、紛争解決という重要な役割を担っていますが、紛争自体を未然に防ぐことが最も社会のためになると考えていた私にとって、最前線で紛争予防に資することができる企業内弁護士という選択肢は非常に魅力的に映りました。

企業内弁護士となってからは、社内から寄せられる多数の法務相談への対応のほか、コンプライアンス、M&Aなど様々な方面からビジネスの推進を支援し、大きなやりがいを感じていました。もっとも、一企業の活動を法務部員としてサポートすることを通じた社会貢献はどうしても限定的なものとならざるを得ず、また貢献できる幅も当該企業の事業分野に限定されてしまうため、直接的に、かつさらに幅広く世の中の役に立ちたいと考えるようになりました。そんな中、多様な業務分野を取り扱い、クライアントのみならず社会への貢献も重視する当事務所に、縁あって入所することとなりました。

┃学生時代の過ごし方と就職活動

法科大学院では、同期に恵まれ、時にスポーツや旅行などでリフレッシュしつつ、他方では勉強会でお互いの考えをぶつけ合いながら切磋琢磨しました。

┃印象に残った出来事

まず前職での経験をお話ししますと、前職の法務部には年間3,000件以上もの相談が寄せられ、それを20名ほどの部員で対応していましたので、正直なところ大変な部分もありましたが、「後工程はお客様」、「法務部はサービス部門」といった意識がとても大切であると学びました。私自身、外部弁護士の立場となった今も、どのように対応すればクライアントが案件を前に進められるか、ということを常に意識しています。

また、前職では現場を知ることの大切さも学びました。機械メーカーだったこともあり、工場や客先などの現場に行く機会に数多く恵まれたのですが、そこでは、事故防止や作業効率化のための工夫など、現場に行かなければ見えない部分がたくさんありました。こうした経験・学びのおかげで、例えば労働災害に関する相談を受けた際、現場の様子や、安全への配慮が不足している点がないかといったことをイメージしやすく、それが弁護士としての適切な判断やアドバイスにも結びついていると感じます。普段は現場から遠いところにいる弁護士こそ、現場を大切にするという意識が大切だと思っています。

また当事務所に入所して強い印象を抱いたことは、法律事務所でありながら、紛争解決と同等あるいはそれ以上に、紛争予防を大事にしていることです。アンビュランス・チェイサーという言葉があるように、弁護士には、紛争やそのきっかけとなる出来事が起きることで仕事が生まれるという側面が少なからずありますが、当事務所はそのような弁護士本位の考え方はせず、クライアントにとって何が最良かを第一に優先します。そうすると自ずと紛争予防が重要となってくるのですが、クライアント企業への出向や定期訪問を通じて問題の芽を摘むことで、実際に訪問先企業の労務紛争を大幅に減らした実績もあります。法律事務所でありながら企業の一部門のように内側からクライアントを支えられているところは、そう多くないのではないかと思います。

┃課題と展望

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弁護士登録後すぐに企業内弁護士となり、幅広く企業法務に携わってきましたが、法律事務所では企業内弁護士以上の専門性が求められるため、様々な領域で専門的な知見を深めていきたいと考えています。

他方、企業内弁護士から法律事務所に転身した弁護士はそれほど多くなく、企業の意思決定の仕組みや外部弁護士に求める役割を理解していること、企業の真のニーズを理解できることは、自身の強みだと考えています。そうした強みや企業内弁護士の経験を活かし、クライアントの期待に、それ以上に応えられるような仕事ができればと考えています。

┃応募者の皆さんへ

私が当事務所への入所を決意したのは、充実した育成プログラムや、客観的で優れた評価制度が導入されていることが決め手でした。月に一度先輩弁護士と面談する機会も用意されており、法律事務所ではなおのこと、企業でもここまで手厚い育成・評価制度があるところは珍しいように思います。

また、雰囲気が良く、期の上下を問わずに活発に議論できる文化があるところも魅力の一つです。さらに、先輩弁護士からは、若手弁護士を育てたいという思いも強く感じます。自分が成長すれば、それは事務所の成長につながり、ひいてはクライアントや社会にその成果が還元されることになります。自らを成長させ、世の中の役に立ちたいと考えている方には、とても良い環境だと思います。

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